11月度の内定者向け課題図書は、植松さんの著書「NASAより宇宙に近い町工場」です。 「どうせ無理・・・」をこの世からなくそう!という目的のために、すべて自腹で宇宙ロケット開発に取り組む北海道の小さな町工場から、自分も社会もよくしたいと思う全ての人への提言をしています。 「だったら、こうしてみたら!」という精神を学んでほしいなあと思います。
 
ところで、“こころざし”平成20年9月分課題レポートは、関満博先生の「現場主義の人材育成法」でした。その時に提出した私のレポートを以下に掲載します。
 
1.ひとが育つということ
 企業や地域の活性化には、“ひとを育てる”ことがもっとも大事であり、“企業は、人次第”だということがいわれます。その通りだと思いますが、これほど難しいことはありません。まわりがいくらいいと思うものを与えても本人にその気がなければ吸収しませんし、同じ環境においても当人の受け取り方感じ方次第で、その人にどんな影響があるかは変わります。人は人間関係の中で磨かれ、自らの力で成長していくものだと思います。そういう意味では、関先生のおっしゃっている “人材育成は、きっかけを与えることが重要で、面倒はみないこと”とはとても本質的なところを抑えていると思います。外部と濃密な交流をさせ、将来と希望を語り続けることが大事で、目標と役割が認識できれば、自分に足りないもの、学ぶべきことがわかり、自ら学び成長すると思います。
 
2.地域の自立とネットワーク作り
現代の日本は、行政組織でも民間企業でも様々な問題が噴出しています。このままでは、ますます政治も経済は疲弊していくばかりです。中央にすべて集めて、中央から指示をだし、横並びで効率を追い求めるやり方では、今後は立ち行かないと思います。“地域が自立し、下からこの国を変えていく”、“最後尾の地域が日本を変える”方法に変えていかなくてはいけないと思います。ないものねだりをするのではなく、ないないづくしの地方や中小企業だからこそできるやり方で、知恵と工夫を出し合い、持てる資源を有効活用していくしかないと思います。そのためには、本書の中で紹介のあった“HOPE”のようなネットワーク組織を作っていくことがいい方法だと思います。中小企業家同友会には、アドック神戸というグループもあります。理念を共有し、しっかりと信頼関係を構築して、共同受注・共同開発をしています。また、地域の活性化を産・学・官・民一体となって、継続的に考える場、“産業振興会議”の設置も必要だと考えています。
 
3.熱意の源
 物事を成し遂げるためには、関先生もおっしゃっているように、こころざしと熱意が必要だと思います。そのためには、しっかりと夢や目標を持ち、社会的な使命感や自らの役割意識を強く持つことです。いかに深い「思い」を抱くか。そういうものを持つようにすることが、私塾の目的の一つだと思います。さまざまな人との“出会い”と真剣な議論を通して、自らの在り方や自分が何をすべきなのかを深く実感できる体験をできたら、高い“こころざしと熱意”が芽生えてくると思います。各地の高い志を持つ人たちと他流試合ができれば、自分たちの本気度を試されながら、より意志を固めていけると考えます。
 
4.地域に必要な人財育成
 “こころざし”を立ち上げる時に、人材育成分科会で、この会がどういう会であるべきなのかという議論をずいぶんしました。地域の活性化をリードする人材が育つということはどういうことなのか?そのためにはなにが必要なのか?
みんないろいろなところで勉強はしているが、それが本当に現状打破につながっているか? 現状に満足せず、危機感を感じて、より広く高い視野と意識をもって、一歩踏み出す勇気をもった人材を育てなくてはいけないと、話し合いました。
 現在は、明治維新に匹敵するぐらいの大きな変革期だという人もいます。日本は人口減少時代に入り、環境問題やエネルギー問題など産業構造自体を大きく揺るがす多くの課題があります。しかし、そのことを意識しての事業活動や日常行動への反映はできていないのが現実です。
 “こころざし”という場を与えられ、同志となりうるメンバーとの磨き合いという機会を得られたからには、この会活動を通じて、かならずや新しい事業づくりへの挑戦をしたいと考えています。
 
 「現場主義の人材育成法」が、“こころざし”発足のきっかけです。 この課題図書レポートにも、“こころざし”設立時の意気込みが感じられます。改めて、初心を思い出しました。創立時の思いを大事にし、折に触れて思い出すと共に、仲間と共有する事がとっても大切だと思います。どの組織でもありがちな事ですが、それが薄れて来て、何のために活動をしているのかがわからなくなってきてしまいます。このレポートを読み返して、気持ちを新たにしました。
以上

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プロフィール

島原俊英

名前: 島原 俊英
(しまはら としひで)
年齢: 1962年11月23日生まれ(47歳)
家族: 妻、息子、リーフ(ミニチュアダックス)
趣味: スポーツ全般 & 読書
特技: 少林寺拳法 3段

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