社員への手紙 その17

2011年1月 4日 06:00
            

 

今回は、平成15年2月27日に書いた3月度の手紙です。
 
拝啓
 寒さが和らいで、春の訪れを感じるようになってきました。花粉症の方にはつらい時期ですが、木々や花々の芽吹いていく姿は、自然の生命力を感じることが出来て、体が自然と動きだしてきます。
 
 毎月ひと月分の決算を出し検討をしていますが。結果が良くありません。みんな一生懸命頑張っているのに、どうして業績があがらない? どこに問題があるのか? と考えるとき、頭に浮かぶのは日産の事例です。技術の日産といわれ、そのブランド力には、トヨタに次ぐ力を持っていたはずなのに、なぜあそこまで低迷してしまったのか?
 
設計も販売も工場も一生懸命にやっていたのに、シェアや売上げが落ちる一方なのはなぜなのか? 自分は自分なりに最善を尽くしていると思っているのに、結果がでないのはなぜか? その問いに対して、カルロス・ゴーンがいったことは、「部分最適は必ずしも全体最適ではない」ということでした。目標をつくらずに努力をすることほどムダはない。お互いの協力関係なしにバラバラな方向に努力を重ねても、結果には結びつかない。ということでした。
もう一つは「原因は内部にあり」です。結果はすべて自分から出てくるもので、周りの環境や他人のせいにしても何の解決にもならない。と言う意味です。結局、お客様のためになることを我が社がしているのか? ということのお客様の評価が業績だ。ということです。
 
 いままで、我が社が続いてきたのは、我が社の誠実な仕事振りを信頼して、私たちを選んで仕事を出してくれるお客様がいたからです。そのことを忘れて、景気のせいにして仕方ないとあきらめたり、社内の責任分担や人間関係を理由に協力を惜しんだりし始めるところから、不振が始まるのではないでしょうか。
 
 創業の時の精神を忘れないことが大事だと、世界一のスーパーマーケット、ウォルマートは、本社を創業当時のまま残しています。現在の我が社も、営業の皆さん・現場の皆さんが地道な取り組みでお客様を1社ずつ増やしてきたからあるのです。お客様に頼まれれば、日曜であろうと夜間であろうと対応し、大変な努力と誠実な態度とお互いを思いやるチームワークで築いてきたものです。問題のない会社はありません。その問題を正面から捉え、解決していく努力をしているかどうかの差だとおもいます。もう一度原点にもどり、今一人ひとりが何をすべきかを考え、実行していかなくてはいけないと思います。
 
 昨年末から忙しい状態が続いていますが、毎日の仕事を地道にこなしていく一方で、全体のことを考えて、その中でどうすべきかに思いを巡らすことも同時にやっていきましょう。
 季節の変わり目で体調を崩しやすい時期です。お身体には十分お気をつけください。家庭内での健康管理を宜しくお願いします。
敬具
 
今日は我が社の仕事始めです。 先代が生きていた頃には、よくこういった節目に創業時の苦労話などをしてもらっていました。 何もないところから、みんなが一丸となって会社を育てて行ったときのことに思いをはせ、その思いを大切にすることはとっても大事なことです。 その事をいつも語っていきたいと思います。
以上
 

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プロフィール

島原俊英

名前: 島原 俊英
(しまはら としひで)
年齢: 1962年11月23日生まれ(47歳)
家族: 妻、息子、リーフ(ミニチュアダックス)
趣味: スポーツ全般 & 読書
特技: 少林寺拳法 3段

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