“こころざし”平成21年9月分課題レポートは、ガラパゴス化する日本の製造業・産業構造を破壊するアジア企業の脅威/宮崎 智彦 著でした。 その時に提出した私のレポートを以下に掲載します。
 
1.ガラパゴス化するとはどういうこと?
 
人件費の高騰、固定費の増加、損益分岐点の上昇、が起こると、おのずと付加価値向上の必要性が出てきて、コモディティー分野の製品を国内で作っていては、競争に勝てなくなっていくのは自明のことだ。
機能も品質もそこそこでいい、価格が安いことに一番の価値観があるという人々をお客さんと考えた場合に、日本の工場で作っていては、経常収支を合わせることは無理だと思う。日本の優秀な労働力を使って戦うべきフィールドはどこなのか?ターゲット顧客は誰なのか?をしっかり考えるべきだと思う。
所得の向上、個人的趣向の変化、個別に対応するべきマーケットの広がり、本物志向、少品種多量生産ではなく多品種少量生産の世界、日本が顧客とすべき人・対象とすべきマーケットは、そういう人・分野ではないか?
 
もうひとつ、日本はファブレス企業ばかりになっていいのか?どういう分野なら、日本が世界に存在価値を示せるのか?世界から求められる日本の貢献とはなにか?他国に対して、差別化できるのは、どういう分野なのか?やはり、高度な技術の世界“ものづくり”だと思う。
藤本隆宏著「日本のもの造り哲学」の中で、日本の企業が持っている組織能力に強みがあるという話があった。をいかに生かすか?クローズド・インテグラル型を目指す。独自の要素技術と多能工化によって、複雑なすり合わせ製品を作る能力は大事にしたい。 独自の進化を遂げないところに、差別化はない。コモディティー分野で戦う必要はない、と思う。
 ただし、売れるものをつくる。購買力あるところへ行って、売る。ということを忘れて、作ることだけに専念しては意味がない。そのことへの指摘は、大事だと思う。
 
2.付加価値をどうつけるか 
 
 新興国のものづくりとどう差別化を図っていくのか?一つは、新しい技術を生み出さなくてはいけない分野での開発。環境・循環型社会分野、新エネルギー分野は今後発展していく分野だと思う。こういう分野で、新しいものづくりを行う場合には、日本が培ってきた高度な技術が必要となると思われる。
 
二つ目に、企画・開発・設計等のエンジニアリング業務の効率化の分野、試作の短縮化などがもの作りを変えていく。 最後に、ロボット産業。先日、ロボット産業はどういう方向に向かうのかについて、ロボット技術を教育産業で展開している会社の方と話す機会があった。ロボットが全く新しい産業になるということではなく、ロボット産業が持つ認識・制御技術を使って、既存の産業の新しいニーズを掘り起こし、創造していく中で発展していくだろうということだった。
 
3.新しい価値観の創造 
 
 私たちは何のために働いているのか?という根源的な問いに立ち返らなくてはいけない。真の意味の豊かさとは?日本人は、働くことを通して、人生の意味を考えられる稀有な人種ではないだろうか? 今、私達は、資本を増やすことがいいことだ、拡大することがいいことだ、という価値観からの転換期にいるのではないだろうか。
 
元経産省審議官の大塚さんがおっしゃっているように、成長の限界に達する時期は、そう遠くはない未来のことで、その時には、都市と地方、各産業の地位の逆転が起こるかも知れない。しかし、それでも私たちが何らかの価値創造をしなくてはいけないという事実は、変わらないはず、そして、世界の中で日本人が、それを作りだせる一番近いところにいるのではないか?と思う。
 しかしそのためには、日本人がどんどん海外に飛び出し、グローバルな視野と日本人の良さを認識する目をもつ必要があると思う。
 
 キーワードは、グローカルだと思います。 グローバルな視野をもって、地域に密着した活動で存在感を出していきたいと思っています。
以上

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プロフィール

島原俊英

名前: 島原 俊英
(しまはら としひで)
年齢: 1962年11月23日生まれ(47歳)
家族: 妻、息子、リーフ(ミニチュアダックス)
趣味: スポーツ全般 & 読書
特技: 少林寺拳法 3段

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