“こころざし”平成21年11月分課題レポートは、成功は一日で捨て去れ / 柳井 正 著でした。 その時に提出した私のレポートを以下に掲載します。
 
1.読後感
 
読後の率直な感想は、柳井社長が経営者としての高い志と能力を持った方だということだ。ドラッカーを師と仰ぐ通りに経営の王道をまっすぐに歩んでいるというように感じた。柳井さんが“大企業病”の兆候を自社に対して感じ、「第2創業」をテーマに社内の改革に挑戦した経緯、ベースにある「正常な危機感」を本全体と通じて感じた。それが無ければ、現状否定、継続した改革は生まれない。会社の規模は違えども、私が弊社に入社した10年前に、自社に対して感じたものと同じだった。
 
さらに、大きな志を抱いて挑戦をする「開拓者精神」を持ち続けている事をすばらしいと感じた。人口減少・収縮マーケットの日本経済の中で、閉そく感と停滞感に縮こまることなく、絶え間なく改革を続け、世界に挑戦する経営姿勢に大きな刺激を受けた。
資源や食糧、エネルギーを輸入に頼る国・日本が、将来にわたって飯を食っていくためには、技術開発、ビジネスモデルの構築など、世界に先駆けて新しいものを生み出していくところに優位性を見出していくしかないと思う。まさに柳井社長は、高い志を持って、開拓者精神で、世界に向けて挑戦を続けていると思う。
 
2.“ユニクロ栄えて国滅ぶ”を読んで 
 
浜さんの論文は、よくわからない点があった。「安売り競争が企業の利益縮小、リストラ、賃下げ、さらなる値下げの悪循環を生む元凶である。『自分さえよければ病』という資本主義の原理が、経済のグル―バル化で加速した。しかし、保護主義と統制経済は非効率的な経済を生み出し、競争原理が働かない社会を作り出してしまう。」と言っている。浜さんが、「健全な市場経済」をどういうものと考えているのかが見えなかった。
 
 企業は、より効率的に生産し、流通させ、販売する事を競い合っている。グローバル化して、世界規模での生産・流通・販売の仕組が可能になって、地域や業界の非効率性は見直さざる負えなくなってきている。もちろん、仕組みの変革を伴うことなく、利益を度外視した価格競争は論外だ。しかし、品質・コスト・デリバリーで競争をすることが、イノベーションを生み出すのではないだろうか。
 
 一方で、大量生産大量消費の経済構造からは脱しなくてはいけないと思う。金だけが尺度の価値観から新しい価値観への転換期だと思う。ある映画の中で、ヨーロッパが自然エネルギーへ急速にシフトしている理由を次の様に説明していた。「ヨーロッパは100年後のあるべき姿から、現在の自分たちを見ることができる。そして、50年後、10年後にどこまで達していなくてはいけないか?だから、今自分たちが何をすべきなのか?という風に考えている。」 
 
物をたくさん持って、たくさん消費すれば幸せだった時代を経験し、「本当の幸せとは何なのか?」について、考えられるときが来たのではないか?物質的にも精神的にも豊かな人間社会を送るために持つべき価値観を考えて行きたいと思う。
 
3.目指す経営者像 
 
将来を見通すことはできない。経済環境の予測をすることも容易ではない。しかし、だからこそ、経営者として必要なことは、「こうありたい、こうあるべき」という将来像を描き、従業員に明快なメッセージを送ることではないだろうか?ユニクロの“新年の抱負”には、柳井社長の強いメッセージが込められている。ビジョンを明確にし、ビジョン実現のために必要な要素を的確に従業員に明示することを見習いたいと思う。
 そして挑戦する気持ちを持続けたい。
以上
 
 
 会社の安定・継続と、挑戦・改革を共に求めるのは難しいように感じます。 常に変化・改革をしていくことが、継続につながり、外から見ると安定しているように見えるのかもしれません。 環境が常に変化をしている中で、自社だけが変わらないまま、存在し続ける事はあり得ません。 
 いつも破壊と創造をするように努めて行きたいと思います。
以上

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プロフィール

島原俊英

名前: 島原 俊英
(しまはら としひで)
年齢: 1962年11月23日生まれ(47歳)
家族: 妻、息子、リーフ(ミニチュアダックス)
趣味: スポーツ全般 & 読書
特技: 少林寺拳法 3段

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