毎月、愛読している雑誌に「致知」があります。 毎月様々な人々の真剣な生き様がうかがえるような特集が掲載されており、読んでいるうちに背筋が伸びる思いがします。
 金や物質主義、個人主義が過度に進み、自分の事ばかり考える人が増えてきた現代に、物事の本質をしっかり見つめ、日本の将来を憂う人がこんなにたくさんいるのか、とすこしホッとした気持ちになります。
 
 その巻頭の言葉に、「致知」という言葉のもととなった、大学の文章が掲載されています。今日はその巻頭の言葉から抜粋して記載します。
 
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 中国古典の『大学』には、「其の国を治めんと欲するものは、先ずその家をととのう」とあります。国を治めようと思うなら、まず己の家をしっかりおさめなければなりません。しかし、しっかりとした心掛けをもって臨まなければ、自分の家庭ひとつ円満に収める事はできません。そして、自分の家庭もまともに治められない者に、国家や会社などの組織を立派に治めることなどできないのです。
 
 『大学』の中核となる三綱領の教えは以下のものです。
「名徳を明らかにする」(各々が天から与えられている徳性を発揮する事。)
「民に親しむ」(上に立つ者は、直属の家来だけでなく、一般の民に対しても親しむ、つまり一体感を感じながら治める事。)
「至善に止まる」(個々の利や善悪という相対を超えた、絶対的な善にかなった言動をすること。)
 
 そして、『大学』には、この三綱領の具体的な実践方法を説いた八条目があります。
 国を治めようと思うなら、先ず自分の家をととのえることだ。自分の家をととのえるためには、自分の身を修めることだ。自分の身を修めるためには、内なる心を正しくすることだ。内なる心を正しくするためには、感情を正常にすることだ。つまり喜ぶべき時に喜び、怒るべき時に怒るなど、喜怒哀楽を適切に表現できるようになる事です。
 
 感情を正常にするには、知を致す、つまり生まれながらに与えられている知恵を極めていくことだ。そして、知を致すには、物を格す、つまり突き詰めて言えば、自分自身を正すことだと説かれています。
 
 格物致知、自分自身を正して知恵を極めていくことこそが、治国平天下の根本なのです。
 いま、日本の国は、混迷の極みにあるといえます。ともすれば上に立つ者に批判が集まりがちですが、こういう時こそ国民一人一人が格物致知という言葉を心に刻み、まずわが身を正していくことが肝要であると考えます。
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 人のせいにせず、環境のせいにせず、まず、自らを見つめ直し、自分ができることを実行していきたいと思います。
以上です。

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プロフィール

島原俊英

名前: 島原 俊英
(しまはら としひで)
年齢: 1962年11月23日生まれ(47歳)
家族: 妻、息子、リーフ(ミニチュアダックス)
趣味: スポーツ全般 & 読書
特技: 少林寺拳法 3段

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