自分史(その35)

2011年6月12日 12:00
            

 

 ベトナムのプラント終了後、宇部のプラント事業部にもどり、仕事をしました。
 プラントの仕事には、プロポーザルをつくるという仕事があります。 プラントの入札方式で、企画提案をまとめて、価格と共に提出するための書類作りです。 インドネシアやマレーシア向けの化学プラントのプロポーザル作りに参加をしました。
 
 契約の文言から、技術的な専門用語など、細かい言葉遣いを勉強しました。
一字一句をミスの無いようにチェックしながら、チューブファイルに10冊もの文書を作る作業は、非常に根気のいる作業です。
 
 当時は、今ほどワープロも自由に使えず、データの管理にも苦労をしていたような記憶があります。 構成や体裁面も含めて、さまざまな面でお客様にアピールする内容にするために、工夫をしていました。
 
 世界のプラントメーカーと提案力で競いあい、仕事を取り合うのですから、とても大変な仕事です。 しかし、その中で技術力や提案力が磨かれていくのだと思います。 グローバルな社会の是非が議論され、良い面悪い面の両面があるかと思いますが、あまり国内に引きこもり、海外に出かけていかない事はよくない事だと思います。 
 
 特に日本のような島国では、非常に限られた経験や知識、価値観の中でしか判断できなくなってしまう危険性があります。 もっと世界に出かけていって、視野を大きく広げる必要があると思います。 
 もともと、日本は諸外国に積極的に学び、良いところを吸収して、成長発展してきた国ですから、向上心が強く、学ぶことにたけた国民だと思います。
 しかし、いま、日本中が引きこもり状態だ、とも言われます。 もっとどんどん新しい事に挑戦をしていきたいなあと思います。
以上です。

非電化フォーラム

2011年6月11日 12:00
            

 

 昨日から、東京に来ています。 年間通してそう何回も東京に来る事はありませんので、一旦来るとなったら、できる限りいろいろな用事をくっつけようとします。
 
 今回は、国際食品工業展にあわせて、連携の可能性を探る企業との打合せ、旭化成の訪問と打合せ、非電化フォーラムへの参加と、東京での一日を過ごしました。
 
 さて、非電化フォーラムについてです。
 発明起業塾というものがあります。 発明家の藤村先生に指導頂いて、起業家を目指す人々が集まって学ぶ会です。 川崎、大阪、福岡、など各地で行われてきました。 “未来に点を打つ”という考え方を実践されている方ばかりで、時代の先端を行っているという気がします。 ドラッカーの言う“チェンジリーダ―”の方々です。 その塾に参加した方々が中心になって開催したのが、「非電化フォーラム」です。
 
 藤村先生のお話は、福島原発事故により、何が起こっているのか? 私たちは何をしなくてはいけないのか? という話から始まりました。 “福島から95kmしか離れていない那須で汚染度が進んできている事。” “すでに、低濃度汚染地域となっている事。” “このまま無策が続くと、春には2.5倍になる事。” “私たちは、外部・内部被ばくで累積されてきた放射線を、空気中や水中の放射線を浄化する事で被爆の程度を引き算していかなくてはいけない事。”
 
 また、引き続き、原発やエネルギーに依存しすぎない安全で幸せな社会づくりについてお話でした。 “エネルギーと資源を使いすぎると幸せな世界にはならない。” “エネルギーとお金を使わなくても得られる豊かさについて知る必要がある。” “大量のエネルギー消費によって支えられた経済成長の中にしか幸せを見つけられない「マインドセット」をリセットしなくてはいけない時に来ている。” 
“そのためには、自分達で「仕事を生み出す」ことをしなくては、いつまでも失業の恐怖に縛られ、現在のマインドセットからは抜け出せない。“
 
 私たちは、今こそ、“今の経済や社会構造をこのまま続けて、私たちの子孫に渡していいのか?” という問いに向き合い、過去の延長線上で生きるのではなく、“豊かな社会とは、どういう社会なのか?” “どうすれば実現できるのか?” について、自分なりに答えを出して、行動によって、社会を変えていかなくてはいけないのでしょう。
 
 一方で、会社を経営するものとして、ジレンマに陥ってしまいます。 社会の抱える課題に挑戦をして、技術的に解決をし、社会で必要とされるものを生み出していける企業でなければいけないと改めて考えています。
以上です。

災害に対する備え

2011年6月10日 10:00
            

 

 東北大震災3.11から3ヶ月が経過しました。
 
 私たちが今やるべき事は何なのか? 私たちは、この震災を教訓にできているのか? を改めて考えます。
 
 災害対策の策定、長期にわたる復興支援、省エネルギーの取り組み、等々いろいろとあります。 しかし、通常業務や日常の生活に流されて、やるべき事ができないまま、時が過ぎていきます。 震災の記憶が薄れていくとなおさら先送りになります。 そして、震災の教訓が生かされないままとなってしまいます。
 
 致知7月号に 国政変動研究所の小川和久理事長と作家の童門冬二さんの対談が掲載されています。 その中で、小川和久さんは次のようにお話しされています。
「日本人は大変優れた能力を持ち、高いレベルの文化を手にした民族として国際的にも評価が定まっています。ただ残念ながら私の専門分野については全くの苦手、すなわち外交、安全保障、危機管理、これらについては劣等生ですね。」
 
 童門さんの言葉で、“今回の復興においても、もう一度日本の国に古くからある伝統的な精神を見直し、この試練を乗り越えることによって世界の範たる国になって欲しいと願っています”とありました。 私たちはもっと、日本人の良さを自覚し、誇りを取り戻したいと思います。
 
 “のど元過ぎれば熱さ忘れる”あるいは、“形を整えるだけで終わり”、で済ませてしまうのでは、この震災によって無くなられた方、被害を受けられた方、に申し訳ありません。 この震災によって、日本が学び、世界に先駆けて素晴らしい国に変わったと言われるようにしたいものです。
 
 我が社で、できる事を一つずつ進めていきたいと思っています。
 
 まずは、リスクに対する備え(BCP)を作り、社内に浸透させておく事。 次に省エネルギー計画を作り、電力量の低減などに備える事。 そして、被災地の復興への支援をできる限り続ける事。 などです。
 
 これらの事が、万が一私たちの地域に同じような事態が起こった際に、被害を最小限に抑え、早い復興につなげる事ができる手立てだと思います。
 
大きな災害を受けられた方々に対しても、私たちは、何ができるのか? 何をしなくてはいけないのか? を考え、できる事を実行していきたいと思います。
 
以上です。
            

 

 毎年この時期に、東京ビッグサイトで、国際食品工業展が行われます。
2011国際食品工業展 (http://www.foomajapan.jp/2011/index.html
 
 日本一、いやアジア一の食品製造機械の展示会ですから、4日間で10万人近くの方が訪れます。 こんなにも多くの方が訪れる展示会はそうないのではないでしょうか?
 
 必ず毎年、訪れる事にしています。 まず第一に、弊社のお客様、3社が出展をされているからです。 ご挨拶をかねて視察します。 お客様がどんな機械を展示し、クライアントに対してどうPRをしているのかを知る事は非常に重要です。
次に、業界動向や最新技術などの情報収集です。 我が社の営業と設計も必ず参加させるようにしています。 さまざまな業界の機械を見てもらう事、が目的です。 数多くの事例を知ることで、頭の中の引出が増えて、お客様の問題解決に役立てられるように、と考えての事です。 
 
 社員二人は、今日から明日にかけて視察をしていますが、私は、明日の午前中だけです。 客先へのご挨拶以外の時間は、ほんのわずかです。 2時間の間の駆け足の視察ですから、表面をさらっと見るだけですが、会場の雰囲気と技術動向だけを感じようと思っています。
 
 その後に、会社訪問と非電化フォーラムへの参加を行います。
 
 それぞれの内容は、また改めて報告します。
本日は、以上です。
            

 

次世代リーダー育成塾 “こころざし”の平成23年5月度レポートです。
 
 本書は、ドラッカー全体を俯瞰的に眺め、全体を包括的に理解するために、とても良い本だと思う。 また、最も重要だと思われる点を瞬間的に、視覚的に、とらえるためにはとても有効である。 しかし、当然のことながら、ドラッカーの思考のプロセスを追体験したり、行間を読んだりしながら、自分でドラッカーの言葉の意味するところを深く思索するためには、原書にもどる必要性を改めて感じた。 ドラッカーの思想を深く理解し、自分なりの解釈をしなければ、実際に日々の経営への落とし込みをするのも難しいのではないかと思った。
 
社会生態学者ドラッカーの言葉は、根源的な問いかけであったり、物事の本質を考えさせられる使い方であったりする。 その意味するところを正確に理解するためには、いわゆるこれまでの常識や固定概念にこだわらず、ドラッカーの考え方の背景にある社会のあり方や人の生き方を理解して読み進めなくてはいけないと思う。
今、この変化の時代をどうリードするべきなのか。 企業の目的とそのあり方はどうあるべきか、などを考えるために大切な定義や問いかけを、ドラッカーは数多くしている。
 
企業や組織というのは、大抵、変化を歓迎しない。 従来通りのやり方を踏襲する方が楽だし、リスクがないと考えられているからだ。 しかし今、変化は確実に起きている。 そして、その変化に対応しない事の方がよりリスクを抱えることになる。 あらゆる組織のリーダーに突き付けられているのは、この歴史的変化の時代に直面する全ての組織を変革させるという課題であり、変化を機会ととらえ、変化をリードする事であるとドラッカーは言っている。
 
ドラッカーの著書の中で非常に大事だと思われる「顧客の創造」、「イノベーション」、「チェンジリーダー」ということに関する記述が課題図書では不十分だと感じたので、他の図書も参考にして、特に有名で大事な言葉を抽出してみた。
「企業の目的は、顧客の創造である。 したがって、企業の二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。 それがマーケッティングとイノベーションである」
「『顧客は誰か』との問いこそ、個々の企業の氏名を定義する上で、もっとも重要な問題である。やさしい問いではない。まして答えのわかりきった問いではない」
「イノベーションとは意識的かつ組織的に変化を探すことである。それらの変化が提供する経済的、社会的イノベーションの機会を体系的に分析する事である」
「イノベーションにはリスクが伴う。 しかし、イノベーションを行わない事の方が、リスクが大きい。 イノベーターはリスクを明らかにし、それを最小限にする。」
 
リスクをとってチャレンジするという事は、口で言うほどたやすいことではない。 しかし、ドラッカーは次のように言っている。 「変化の流れを変える事はできない。 できるのは、変化に先んじて待ち構えることだ。 自ら変革期間(チェンジ・エージェント)たれ。 変化対応でなく変化創造こそが企業が次なる社会に生き残る道だ」
私たちが“こころざし”で、当初から目指していたところは、この変化をリードするということではなかったかと思う。 
 ポスト資本主義、ネクスト・ソサエティがどういうものになるのか、どういう社会にしたいのか、ビジョンが問われるときだと思う。
 
 関連図書として私が読んだ本の中から、参考になったものを2冊紹介します。
 ・別冊宝島 まんがと図解でわかるドラッカー
 ・DVDだからわかるドラッカーの
マネージメント理論
 
 ドラッカーの考え方を、我が社の経営にも活かしていきたいと思います。
以上です。
 

プロフィール

島原俊英

名前: 島原 俊英
(しまはら としひで)
年齢: 1962年11月23日生まれ(47歳)
家族: 妻、息子、リーフ(ミニチュアダックス)
趣味: スポーツ全般 & 読書
特技: 少林寺拳法 3段

更新カレンダー

« 2011年6月 »
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のコメント

日向中島鉄工所 社員ブログ ひょっとこかわら版

日向中島鉄工所