社長ブログ

株式会社MFE HIMUKAの社長ブログ「志~こころざし~」

社員への手紙 その30

 

今回は、平成16年4月1日に書いた4月度の手紙です。
拝啓
誠にのどかな春の良い季節となりました。今週末には、桜も見ごろになりそうです。
 今日から新しい年度に入るところも多いと思います。また、新年度にあわせて変わる制度も多くあります。私たちも気持ちを新たに、下半期(4月~9月)も頑張っていきましょう。
 
日向市の鉄工所3社でつくった共同受注ブループ、ひまわり工業会が人材育成事業の一環として行なうセミナーのご案内を致します。
5月14日(金)に日向市中央公民館で講演会を行ないます。東大阪から青木社長という方をお招きして「夢をもたなあかん!技術屋の力で町を元気に」という演題で講演をしてもらいます。東大阪は昔から「モノづくり」の町として有名な地域です。歯ブラシからロケットまで出来ないものはないといわれている製造業に関わる中小企業が集まった地区です。しかし、ここ数年苦しい状態が続き、多くの企業が倒産しています。また、若い人たちの製造業離れが起こり、働き手が少なくなってきています。講師の青木社長さんは、「こういう状況を変えて東大阪を元気な町にしたい。若者が夢をもてるようにしたい。」と考え、多くの人のアドバイスをもらいながら、「人工衛星をつくろう」と思いつきます。そして、たくさんの人の協力と応援をもらいながら、実現にむけて努力していらっしゃいます。中小企業の出来ることは限られています。しかし、大きな目標や夢を語り、多くの人々の賛同を得て、協力を頂くことで、自社のみならず地域も元気になるようなことが出来ます。
 
「一人では何も出来ない。しかし一人が始めなければ、何も始まらない。」という、ことわざがあります。一人が出来ることは限られています。また、「誰かがやってくれたら、自分もあとからついていく。」では、みんなが様子見、指示待ちになってしまいます。大事なことは勇気をもって「まず、自分がやってみる」「言い出しっぺになる」ということです。勇気を持って一歩踏み出すことで、自分も変わり、周りの環境も変わっていくものです。
 
私たちの毎日の仕事でも同じ事がいえます。長年続けている仕事のやり方の“いいところ”“悪いところ”に自ら気付き、自らが主体的に一つ一つ改善をしていくことが大事なことです。大きな目標を掲げ、具体的に計画を作っていくことで、課題もはっきりしますし、果たさなければいけない役割も見えてきます。「なぜ、黒字がでる体質にならないのか?」ということについて、会社全体からの視点でとらえまとめたものを作りました。このシートをたたき台にして、一人一人がやるべきことを考えていただきたいと思います。そして、「自分がやらなければ誰がやる」という気持ちで、取り組んでいけば、会社は格段に良くなっていきます。
 
4月1日は、創立記念日です。昭和44年4月に創業して依頼、35年間続いてきました。会長と共に数人で始めた会社が、現在61名の皆さんと共に働ける会社になりました。
「企業の寿命は30年」という説があります。会社も設立して30年経つと、社会の中で必要とされてきた会社の役割が変わってくる。時代に合わせ、意識を変え、仕事のやり方を変えていかなくてはいけない、ということだと思います。私たちも新しい「日向中島」を作るぐらいの気持ちで、新しくスタートをきっていかなくてはいけないと思います。
 
自らが動き、自分を変え、環境を変え、そして、会社を、地域を元気にしていきましょう。
             敬具
 
 昨日、クローズアップ現代で、“どう支える、被災地の子供たち”とテーマの番組を行っていました。 その中である女の子のいった言葉が心に残りました。 災害以来、生活を共にし、友達もいる “避難所を離れる覚悟はできている” とカメラの前でうつむいたまま語っていました。 災害によって、多くの人々との別れを経験し、この“覚悟”という言葉にこの子の傷ついたか心が洗われていたような気がしました。
 小学生のうちから、このような“覚悟”をしなくてはいけない彼女の人生が、この経験を糧に、強くたくましいものになる様に願わざるをえませんでした。

 以上です。

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このブログについて

株式会社MFE HIMUKAの代表取締役社長、島原俊英(しまはら としひで)のブログです。

生年月日:
1962年11月23日

家族:
妻、息子、リーフ(ミニチュアダックス)

趣味:
スポーツ全般&読書

特技:
少林寺拳法3段

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