同友会新春経営者交流会
2011年1月20日 07:00
明日は、宮崎県中小企業家同友会の新春経営者交流会が下記の要領で開催されます。
◇とき:2011年1月21日(金)
◇第1部:記念講演 17:00~19:00(参加費/会員無料会員外の方1000円)
◇第2部:懇親会 19:15~20:45(懇親会費5000円)
◇ところ:サンホテルフェニックス
宮崎市塩路浜山3083 TEL0985-21-1313
◇会員さん以外でも、経営者ならどなたでも参加できます。
■第1部:記念講演についての詳細(17:00~19:00)
演題:◆本当の人間尊重の経営とは◆
~ 人によし、国によし、国民によし、そして障がい者によし~
講演者 : 日本理化学工業株式会社 取締役会長 大山泰弘氏
プロフィール
設立1937 年従業員74名(内知的障がい者55名)
ダストレスチョーク・キットパス・プラスチック部品製造・販売
1932年生まれ。中央大学卒業後、1956年家業を継ぐべく同社に入社。
1960年から知的障がい者の雇用を始め、1975年に川崎市に日本初の
知的障害者多数雇用モデル工場を建設。
重度障害者多数雇用事業所協議会会長、
全国重度障害者雇用事業所協会会長などを歴任。
1981年国際障害者年内閣総理大臣表彰、
2003年厚生労働大臣表彰、2005年企業フィランソロピー大賞特別賞・社会共生賞、
2009年渋沢栄一賞などを受賞。
「日本で一番大切にしたい会社」(あさ出版坂本光司著)に紹介されている日本理化学工業株式会社。
従業員74名の7割にあたる55名の知的障がいを持つ人たちが働くチョーク製造の会社です。
以前、福岡で大山会長のお話を聞いた中で、もっとも感銘を受けたのは、“人間の究極の幸せとは?”というお話です。
人として、4つの幸せがある。この、“4つの幸せ”は、仕事を通してしか得られる事はできない。
そして、その事に知的障害者の方に気づかせてもらった。
働く場を提供している企業経営者として、会社を“人を幸せにする場”にするためにも、ぜひ、聞いて頂きたいお話です。
今年1回目の中小企業家同友会の会合です。 大山さんのお話をお聴きできることもうれしいですが、中小企業経営者として、毎日奮闘をしている皆さんと、交流できる事も、とっても楽しみです。
以上
こころざし課題図書(平成21年8月度)
2011年1月19日 07:00
“こころざし”平成21年8月分課題レポートは、中級都市の「B級グルメ」戦略・新たな価値の創造に挑む10地域/ 関 満博 著 でした。
その時に提出した私のレポートを以下に掲載します。
1.新たな価値の創造に挑む
本書の中に、何度も「新たな価値の創造」という言葉が出てくる。
高齢化の進展や人口減少のために、従来型の地場産業の育成、企業誘致、新産業創造などは、特定の地域を除いては現実性の乏しいものになってきた。日本の大半の地域では、これまでと異なった角度から、新たな可能性を模索していかなくてはならない、という記述があった。
地域の経済をどうしたら活性化できるのか?イベントをたくさん行えば活性化できるのか?観光客を呼び込めば活性化できるのか?豊かな生活とはどういう生活なのか?持続可能な社会とはどういう社会なのか?高齢化・人口減少社会に突入した現代に突き付けられた課題は多い。
本書のなかにイノベーションとは、日常的なことを新たな視点から捉え直すこととの記述がある。発明とは、既存の物同士の新たな組み合わせともいう。
しかし、そのためには、より広い視野で、より高い次元で物事を捉え直す視点が必要になる。あるいは、物事の本質的な部分を見通す力が必要になると思う。
上杉鷹山の話の中に、人々の常識な考え方や態度を変え、心に火をつけ、やる気にさせたことが最大の成功要因であるとの説明がある。人の意識・価値観・考え方はなかなか変わらない。しっかりしたビジョンを持ったリーダーが現れないといけないのだと思う。ビジョン・ミッション・パッションがリーダーには必要だというが、次世代リーダーを目指す私たちは、3つのションを身につけるように努力するとともに、現代の私達に与えられた課題にどういう解答をするのか、自分の視野を大きく広げて、自分なりの答えをだし、小さいながらも解決への一歩を踏み出す必要があるのではないかと思う。
2.地域資源の活用
地域には様々な資源がある。自然(天候・海・川・風・水・土地・・・)、森林資源、海産資源、
農業・工業の技術、歴史、文化、コミュニティー、
人材、等々
これらをどう生かし、何を作りだすのか、が知恵の使いどころだ。原材料としての資源、エネルギー源としての資源、これまで資源として利用されていなかったもの、あるいは加工されず原材料のまま出荷されていたものも見方によっては、産業として育てられるかも知れない。
そのために、地域で手に入るものを、地域で加工し、地域で循環させることを行うべきだとおもう。そのためには、技術革新や新しい連携の仕組みが必要となってくる。そうして得られたものを域外に売り、外貨を稼ぐことにつながれば、地域の産業の活性化にもつながるのではないか。
3.仕事を作る
上杉鷹山のすばらしさは、多くの仕事をつくり、自助・互助の精神を作り上げたことだと思う。仕事を通じて生きがいを感じ、働くことの喜びを藩内のさまざまな階層の人々に与えたことだと思う。武士も農民も「自助」の精神で生産に加わったという。官の方々は、行政サービスといって新しい仕事を作りだすのは上手であるが、はたしてそれらは本当に必要な仕事であるのか?自助や互助の精神ではなく、行政に頼ってしまう現代の風潮を作ってしまってはいないか?物を作り、人々に喜ばれるものを提供することで、双方が物質的にも精神的にも豊かになる仕事を作りだしていかなくてはいけないと思う。
4.「ものづくり」による産業振興
仕事をつくり、雇用を生み出すためには、「ものづくり」による産業振興が欠かせないと思う。地域力を生かし、地域の循環を作りだすということをキーワードに、新しい価値の創造に挑戦をしていきたいと思う。
一から、何かを創り出す作業は、とっても難しいけれど、とっても楽しい作業だと思います。 そして、それを大きく育て、実らせる過程もやりがいがあると思います。 農耕民族である日本人には、土を耕し、種をまき、環境に合わせ条件を整えて、栄養を与え、育て、実らせる、という事ができる感性を持っていると思います。
もう一度、地域の中に、生活の現場に、必要とされている事を解決していくという視点が大事だと考えています。
以上
社員への手紙 その19
2011年1月18日 07:00
今回は、平成15年5月1日に書いた5月度の手紙です。
色とりどりの花が咲き、さわやかな風が吹き、何事にも気持ちよくチャレンジできる5月となりました。皆さんは、何か新しく始めてみようということができたでしょうか?
SMAPの歌に次のような歌詞があります。 世界に一つだけの花、一人ひとり違う種を持つその花を咲かせることだけに一生懸命になればいい。小さな花や大きな花、一つとして同じ物はないからNO.1にならなくてもいい、もともと特別なONLY ONE
私たちはつい、比較しては優劣を決めます。一番をきめるのならまだしも、「○○さんよりはいい」などといった、レベルの低い比較もしてしまいます。オンリーワン、ただひとつのものになるということは、そういうレベルの低いものをよせつけない、ということにもなるのです。オンリーワン、ただひとつのもの。
自分に起こるどんな事柄も、それはすべて意味のあることだ。 他人の生き方が気にならないためには、自分の生き方は、ほかの誰のせいでもなく確実に私の選んだことだ、という強い気持ちがいります。 「星に届こうと努力する人だけが、星を取ることができる」 自分が何をしたいのか、何を求めているのかをきちんと把握して、それに向かってどうすればその目標に手が届くのかがわかっている人は、幸福な人だと思います。その目標の大小はこの場合関係ありません。大切なのは、自分でゴールを設定できるということ、そして、そのゴールにたどり着くための手段がわかるということなのです。
「野の花にもゴールは存在する」というすばらしい言葉があります。「野の花にとってのゴールは太陽。だから、たとえ誰の目にふれない場所であろうとも、太陽に向かって一生懸命花を開く。」何に対しても常に心を開き、起こることをそのまま素直に受け入れることが大事です。自分にとってのゴール、それは言い換えれば夢、ということになると思います。夢はいくつあってもいい、というより、多ければ多いほど人生は豊かで楽しくなります。そして、その夢をかなえる強さを持ちつづける秘訣は、自分を信じて、自分を好きでいること、自分の原点というものをいつも持っているということなのではないかと思います。 と、ここまで、本の受け売りです。
今、全員と面談を行っています。皆さんが自分の生活を大事にし、いい仕事をし、そしていい会社を作っていきたいという思いは本物だと思います。一人ひとりがもっと自分の良い部分を生かし、みんなの力をうまく結集し、大きな力を生み出せるように、ほんの少し他人のことを思い、譲り合い、協力し合う気持ちを持ちましょう。
自分を大切にし、家族を大切にし、同じように仲間を大切にし、職場を大事にし、お客様を大事にし、オンリーワンの会社を作っていきましょう。
敬具
人に物を伝える事のむずかしさをいつも感じています。 説得では人は動かない、といいます。 相手の気持ちに訴えかけ、相手が心から納得をして、人は動く。 共感と感動がなければ人は動かない。 とすれば、単なる説明では、本当の意味で相手には伝わらないということになります。 自分の伝えたいことと、相手の関心が重なるところを探る必要があるのかな、と考えながら、文字をしたためています。
以上
教育勅語
2011年1月17日 07:30
今の日本は、昔の日本人と変わってしまったのでしょうか?
毎日のニュースで、凄惨な事件が取り上げられています。 行き過ぎた物質主義、個人主義、が人の事を思いやる気持ちをどこかに忘れ去らせているのかもしれません。
日本の道徳教育はどうあるべきなのか?
日本人の精神性を確立するためには、何をすべきか?
日本人としての特性が如何に大事なことか、海外に行くとよくわかります。 しっかりした考え方や価値観を持っていなくては、相手にされません。 日本人として、こうあるべき、こうありたいというしっかりしたものがあるからこそ、相手は、それを尊重し、互いを認め合い、対等な付き合いができます。
残念ながら、日本国内にいては、それがわかりません。 わが事だけを主張したり、議論を避けて流されていても、なんとなく組織に守られて生きていけます。
私達は、もう一度、日本人が失いつつある大和魂や道徳心を取り戻す必要があると思います。
教育勅語には、もっとも基本的な道徳観が込められていると思います。 ただ、戦時中の軍事教育につながっていた、として、戦後廃止をされました。 その時に、大事にすべき道徳観も一緒に忘れ去られたような気がします。 親を大事にし、祖先を敬い、国を守るという事をおろそかにしていては、人物は生まれないし、尊敬される国にもなれないと思います。
教育勅語の全文を下記に記載します。
朕惟ふに 我が皇祖皇宗 国を肇むること宏遠に 徳を樹つること深厚なり
我が臣民 克く忠に克く孝に 億兆心を一にして 世世蕨の美を済せるは
此れ我が国体の精華にして 教育の淵源亦実に此処に存す
爾臣民 父母に孝に兄弟に友に 夫婦相和し 朋友相信じ 恭検己を持し
博愛衆に及ぼし学を修め業を習ひ 以て智能を啓発し徳器を成就し
進で公益を広め世務を開き 常に国憲を重んじ国法に遵ひ
一旦緩急あれば義勇公に報じ 以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし
是の如きは 独り朕が忠良の臣民たるのみならず
又以て爾祖先の遺風を顕彰するに足らん
斯の道は 実に我が皇祖皇宗の遺訓にして 子孫臣民の俱に遵守すべきところ
之を古今に通じて謬らず 之を中外に施して悖らず
朕爾臣民と俱に 拳拳服膺して 咸其徳を一にせんことを庶幾ふ
今、日本の将来を憂う人が増えて来ています。 私達一人一人が真剣に考え直さなくてはいけないような気がします。 政治も経済も自分の事ばかりを考えていては、日本全体が沈んでしまいます。
以上
自分史(その18)、宇部興産時代
2011年1月16日 07:16
前回は社長招宴のところで、終わりました。 社長招宴の2次会で話です。 私達のテーブルの隣に、看護婦さんのグループがいました。 もうすでに盛り上がっていた私達は、一緒に飲みませんか?と声をかけました。 実際には、箸袋に書いて渡したのが本当です。 とても古典的な誘い方ですが、そういう事が好きな仲間がいたのでしょう。 それから、仲良くなり、その後一緒に遊びに行くようになりました。 そこからいろいろな縁がつながって、今の家内との交際に発展するのは、後々の話です。
入社すると、まず独身寮に入ります。 宇部市の常盤湖のほとりにある常盤寮での生活が社会人のスタートです。 狭い部屋にベッドと作りつけの机があるだけの部屋で、まさに寝るためだけの部屋でした。 大きな食堂と大浴場があり、個室が50くらいはあったでしょうか? 人の部屋に行ってはベッドの上に座って、話しこむという事もありました。 また、当時は携帯電話もなかった時代でしたので、1Fの食堂に公衆電話が置いてありました。 2台の電話で若者が長話をしたものです。
会社や市街地からは車で10分程度離れており、少し高台で池のほとりという、とてもいい環境の場所でした。 寮にはテニスコートがあり、常盤湖の周辺にはジョギングコースもありました。
当時の趣味は、スポーツかな? 休みの日に体を動かす事が好きでした。 それでも暇を持て余す独身時代には、部屋でギターでも弾こうと練習をしていた事もありました。 とても狭い部屋の中で弾く訳ですから、隣にも響きます。 隣の古賀君から、はやくうまくなってね!?と、クレーム(?)された事もありました。
当時はまだ、休みは日曜日のみという時代でしたので、休みの日は貴重で、思いっきり遊んでいました。休日にどういう遊び方をしていたかは、また来週・・・。
つづく
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