志 ~こころざし~ 日向中島鉄工所 社長ブログ

中村文昭さんの事、その2

2010年10月 2日 07:00
            

 

 中村さんの講演を聴いた事の無い人は、何がそんなに人を惹きつけるの? と不思議に思うかもしれません。受け止め方は人それぞれですが、私には、中村さんのお話が全て自分の体験談に基づいている事、その場の情景が思い浮かぶようにお話しいただくことで、その体験によって中村さん自身が変わっていく様子を自分も一緒に体験し、変わっていける気がする事が、大きな魅力です。お話される事は、とってもシンプルな事ですが、それを実行するためには、素直さと強い意志が必要です。毎回聞くたびに納得しつつ、反省する事がしばしばです。中村さんのお話の中に出てくる“4つの行動哲学”を、ご紹介します。詳しい内容は、ぜひ、中村さんの著書やCDを聴いてください。また、一つ一つにまつわるエピソードを聴いてください。“納得”してください。目からうろこが、ぼろっと、落ちる事請け合いです。
   返事は、0.2秒
   頼まれごとは試されごと
   できない理由を言わない
   今できる事を探して動け
 
 何だそんな事か、と思うか、すごい事を聴いた、と思うか、あなた次第ですが、これを実行する事で、自分が変わり、自分に対する周りの見方が変わり、もしかすると人生が変わるかもしれません。
 私もまだまだできていませんが、“頼まれごとは試されごと”を意識していると、様々な事を依頼され、色々な人とのつながりができてきます。出逢いを通じて、無限に自分の世界を広げられているような気がします。
 
 そして、もうひとつ、大事な考え方が、“何のために”をいつも考えながら行動をするという事です。“何のために”を考えていると、考えや行動のぶれが少なくなってきます。また、より自分の行きたい方向やなりたい自分にまっすぐ向かっていける様な気がします。
 
 これまで、初めて中村さんの講演CDを聴いて以来、ほぼ毎日、CDを聴き続けています。しかし、いつもそこから刺激を受け、そしていまだに気づかされる事もあります。
 
そして、いろんな方々との出会いへとつながっていきました。
その話は、また今度、                    つづく・・・

第43期がはじまりました。

2010年10月 1日 07:30
            

 

 今日から、我が社の43期がはじまります。
 昭和44年(1969年)4月に創業してから、42年目に入っています。これまでも様々な業界の多くのお客様とお取引きをしてまいりました。 どのお客様とも永くお付き合いが続いています。 特に地元の製糖会社、食肉加工会社、飲料製造会社、そして、食品工場向け装置メーカーやエンジニアリング会社とも30年を超えるお付き合いをさせていただいています。
 
これまでのお付き合いは、すべて口コミでつながっていったものです。お得意先様のご紹介で、新しいお客様とのつながりができ、そのご要望に一生懸命お応えしているうちに、信頼関係が生まれ、より密着した連携となっていきました。 お互いの仕事に進め方に工夫がうまれ、協力関係がスムーズに進み、永い間にお互いが無くてはならない関係にまで育ってきました。 我が社の社是は、“信用第一”ですが、お客様との間に信頼関係をつくり、信用を勝ち取ることが、なによりも大事なことだと思っています。それなしには、社業の発展はあり得ません。
 
 弊社のホームページにも記載をしていますが、我が社の社是は以下のようなものです。
  信用第一
  信用は、無形の財産である。
  誠実は、信用の原点である。
  協力は、最大の力を発揮する。
  共生は、事業の永続に不可欠である。
 
地域と共に生きることが、しっかり大地に根を張り、太く長く生きて行く方法だと思っています。
 
 10月1日の今日が、我が社の年度初めなので、企業活動報告ではなく、理念的な話になりました。
 
 今日は、ものづくりシンポジウムとみやざきテクノフェアが行われます。会社も忙しい時期ではありますが、社員の皆さんが部署ごとに役割と責任の分担を行い、しっかり現場を回してくれていますので、心おきなく、我が社の対外発信と種まきのために時間が使えます。感謝!
 
以上
            

 

 本日から、10月2日まで、大きな行事が続きます。今日は、日向市で、ものづくりシンポジウムひむかイン宮崎の若手経営者塾サミットが行われます。明日は、ものづくりシンポジウムの講演会及びパネルディスカッションが延岡で行われます。
一橋大学の関先生が全国の若手ものづくり経営者に火をつけて回って、全国に“私塾”が生まれました。高度成長から続いたものづくりを中心にした日本の経済発展モデルが、終わりを続けているとの危機感から、各地でものづくり経営者が塾に集まり、学び合っています。
その全国の私塾が、一年に一回集まり、交流を深め、志を高め合っています。今回のサミット・シンポジウムで第6回目になりますが、宮崎県日向市と延岡市で開催されることになりました。全国から集まった仲間たちと、どうすればものづくりの力で日本の未来を切り拓いていけるのか?ということについて討議を行います。
 
 今回のシンポジウムのテーマは、「こころざしを共有し、人財をつないで、ものづくりの未来を創る」です。日本の中小企業、約3000社の現場を歩いてきた関先生の、現状を踏まえてものづくりの未来を考える示唆に富んだご講演の後に、8つのグループに分かれて、地域の抱える課題について討議をします。地元日向で、コーチングやファシリテーションによる個人や会社の課題解決を指導している古賀さんにファシリテーションを行って頂きます。全国の方々との交流がより深まり、連携が始まる事を期待しています。
 
 翌日は、延岡でシンポジウムを行います。「新しい価値の創造」という演題で関先生にご講演いただいた後に、「これからの産業振興について」というテーマで日立・墨田・島根・宮崎からの代表4名がパネルディスカッションを行います。事前準備なしのパネルディスカッションが関先生のコーディネーションでどういう展開になるのか、非常に楽しみです。
 
そして、1日・2日は、みやざきテクノフェアが延岡で行われます。宮崎のものづくり企業やIT企業が一堂に会して、展示PRを行います。混迷の時代ですので、変化に対応できるように挑戦をして失敗するリスクよりも、失敗することを考えてこれまでの延長線上から動かないリスクの方がはるかに大きいと思います。
 多くの方々との出会いにより、大きな学びを得られる週末にしようと考えています。                  以上
 
            

 

 8月度の課題図書は、福島正伸氏がお書きになった「キミが働く理由」です。        
福島正伸氏は、アントレプレナーセンターの社長さんです。働く意味や働きがいについて考えさせられるような本を多数書いています。
 この本の目次をいくつか紹介します。
 
3章 やると決めて前向きに物事を考えるようにしたら、まわりの人の中傷や批判がアドバイスにしか聞こえなくなってしまったのです。やめないのですから、私に何を言おうがアドバイスでしかないのです。
4章 やると決めたら、どうしたら実現できるか、だけを考えればいいのです。それ以外の事を考えても、無意味です。
6章 自分の人生は自分でつくって、自分がどう考えるか、でどんなときにも幸せになれるし、どんな事も可能になる。そういう考え方を、「自立型の姿勢」と呼んでいます。
9章 仕事というのは、そこにどういう意味があるのか、何のためにやっているかという事を忘れると、すごくつまらなくなってしまうのです。
10章 何のために働くのか。何のために生きているのか。それを思い出す習慣をつける。それが大切です。
12章 大事な事は、自分に原因を探すという事です。人のせいにするのは簡単ですが、人のせいにしていると、改善できない事が増えて行くのです。
13章 あきらめる事は、自分にしかできません。自分があきらめた瞬間が終わりです。あきらめない限り、人生には成功しかないのです。
14章 まず「相手のために何ができるか」から考えて行く。そうすると、相手との関係がとてもよくなります。そうやって信頼関係が生まれるのです。
23章 働くという事は、自分の存在証明だと私は思います。それは、他人との関係の中でできてくると思うのです。
25章 人を変えようとするよりも、そばで輝いて生きる方がいいのです。
 
 私は、我が社を、経済環境がどうなろうとも、お客様から無くてはならない会社だといわれ、存続し続ける様な会社にしていきたいと考えています。
 
そのためには、当たり前のことを、当たり前でないくらいに徹底してできる会社になる事だと思っています。目に見えない意識や心構え、価値観や社風というものは、長い期間をかけて作り上げていくもので、そう簡単に作れるものではありません。簡単にまねできるものでもありません。だからこそ、他との決定的な差別化につながると考えています。
以上

社員への手紙 その2

2010年9月28日 07:21
            

 

 第2回目の「社員への手紙」です。平成13年12月28日に書いています。
 
『年末のあわただしい時期、忙しい毎日をお過ごしのことと存じます。本年もあと何日かを残すのみとなり、2002年という新しい年を迎えようとしています。
 今年も、昨年同様、年末・年始のこの時期に現場・出張工事が入り、出勤をお願いしています。
家族の方々を含め、ご苦労をかけますが、是非、無事故無災害で乗り切って欲しいと思います。
 
新しい年を迎えるにあたり、もう一度、社員の皆様にお話したいことがあります。
我が社も総勢60人という大きな所帯になりました、企業としても営業・設計・製造・総務と形は整ってきていますが、本当に60人が一緒に同じ場所で働くメリットが出せているか良く考えなくてはいけないと思います。この60人が協力し合い、知恵を出し合い、会社として組織としてみんなの力を結集すれば本当に大きな力になると思います。しかし、みんなが危機感を持たず、会社に寄りかかっているようだと逆に人数の多いことが負担になってきます。ラグビーにOne for All, All for One という言葉があります。ひとりひとりがしっかり力をだし、全体のために動くことで本当のチームの力が発揮できると思います。
 
そのためには、我が社を風通しの良い会社にしていく必要があると思います。本当に風通しの良い会社とは、どういう会社か? それぞれの思うところを、それぞれの立場で素直に述べることができ、その主張を会社全体のバランスの中で、お互いの立場をこえて着地点を見つけ出せる人間関係の出来ている会社だと思います。ひとりひとり考え方や立場が違うのですべてを理解し共感することは、できないかもしれません。しかしお互いが一度自分の壁を破ってストレートに自分の考えを表に出すことが大事だとおもいます。お互いが本音で話し合い、正面からぶつかるとき、とても大きなエネルギーが必要となります。でもそこからお互いの成長が生まれるのではないでしょうか。そしてやはり、上司と部下の結びつきは非常に大切です。お互いが信頼関係をもって話をできるようになっていかなくてはいけません。報告・連絡・相談(ホウレンソウ)をしっかり行うことで、お互いの信頼関係も生まれます。
すべてのコミュニケーションの基本は、返事と挨拶から始まります。お客様に対しても、上司・部下・同僚に対してもしっかりとした返事と挨拶が出来るようにしたいものです。今期の基本方針である「基本行動を徹底させる(挨拶・笑顔・礼儀・清掃)」をもう一度考えましょう。』
 
 やはり基本が大事です。基本を繰り返し、身につけることで、事がスムーズに流れ、応用もできるようになっていきます。この時の手紙で、人間関係の基本、ビジネスの基本、を大事にするように訴えました。原理原則を無視し、これに反したところでは、成功は無いように思います。先日、原理原則を徹底して守っている会社に出逢いました。コンセプトを明確に描き、自社の強みを強く意識し、自社ができる事・やるべき事をぶれずに顧客に提供していました。徹底して顧客の声を吸い上げる仕組みなど、まねをしたい事の多い会社でした。
以上
 

プロフィール

島原俊英

名前: 島原 俊英
(しまはら としひで)
年齢: 1962年11月23日生まれ(47歳)
家族: 妻、息子、リーフ(ミニチュアダックス)
趣味: スポーツ全般 & 読書
特技: 少林寺拳法 3段

更新カレンダー

<< 2011年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のコメント

日向中島鉄工所 社員ブログ ひょっとこかわら版

日向中島鉄工所

元気わくわく夢クラブ