志 ~こころざし~ 日向中島鉄工所 社長ブログ
            

 

 

 今日から、伊藤忠製糖さんの視察です。社内の取り組みとはちょっと違いますが、すこし、そのお話を・・・。
 
 我が社の創業時からのお得意様が、第一糖業さまです。
 今回の視察は、第一糖業さんの協力業者でつくっている「第一糖業構内EHS協力会」のメンバーで、親会社の伊藤忠製糖さんを見学させて頂き、交流をしようという企画です。この「第一糖業構内EHS協力会」は、平成15年に当時の西浦専務が、“取引業者との密接な協力関係なしには、安定した工場運転はあり得ない”、とその設立を指示したものです。早速、皆さんに呼び掛けて、設立することとなりました。
 
EHSとは、Environment, Health & Safety つまり、環境・衛生・安全、を改善していこうという委員会で、EHS協力会は協力業者もともに活動をしていこうというためにこの名前がついています。第一糖業さんの安全パトロールに参加をしたり、相互交流を図ったりしています。 ちなみに弊社もこれにならって、安全衛生委員会に環境をつけて、安全衛生環境委員会と呼んでいます。
 
 今回訪問する伊藤忠製糖さんは、非常に計画的に原料フローと機器レイアウトが考えられた、素晴らしい工場です。工場の運転も自動化され、少人数での運転を可能にしています。ユーティリティー施設も工業団地内で共有し、かなりのコストダウンをしていると聞きます。今回も工場見学と伊藤忠製糖の皆様との交流が楽しみです。
 
 また、実は、今日で視察は終わりますが、帰ってくるのは明日の夜。すこ~し、名古屋の観光をくみこんでいます。「名古屋らしいもの、名古屋にしかないもの、え~おもしろそう」、を見てきます。その模様はまた後日。
 
以上
            

 

 平成18年から19年にかけて、宮崎県工業会と延岡市工業振興課が一緒になって「工業振興ビジョン」を作りました。工都延岡を含む県北地域が、どうすれば工業の振興を軸にして地域の活性化に結び付けられるのか?という事を考えて、将来ビジョンをまとめる作業を行いました。
 
 その中で、工業振興ビジョンの実行のためにも、次世代のリーダーを育成する会を作らなくてはいけない!という前旭化成延岡支社長の強い意思も反映されて、次世代リーダー育成塾も生まれました。これからを支える若者への産業教育も大事、ものづくりを支える技術者育成も大事、しかし、まず、経営者が企業家精神をもって、新しい事にチャレンジしなくては、地域は変わらない。リスクを取って挑戦する気概をもつ経営者を育てよう、という目的からでした。また、一橋大学の関先生の書かれた「現場主義の人材育成法」という本のなかの“全人格的な付き合いをする私塾を作れ!”というメッセージも育成塾を作るという発想の根底にあったようです。
 
 その命うけて、宮崎県工業会・県北地区部会・人材育成分科会が、塾の設立に向けて、準備を始めました。塾の名前から、塾長を誰にお願いするのかなど、喧々諤々の議論を重ねました。とくに、“何のために、この塾を立ち上げるのか?”ということに関しては、繰り返し討議を行いました。非常に忙しい経営者ばかりで、会社経営以外にも様々な会に所属して地域活動をやり、そして経営に関する勉強会にも参加している方々に対し、いまさら別の会を立ち上げる必要があるのか?“何のために?そもそも、何のために?”
 
 本当に“こころざし”を高く持ち、リスクを恐れず、挑戦する起業家精神をもった経営者を育てるには、もっと自分達の世界をひろげ、危機感を共有し、切磋琢磨する人の集まりを作らなくてはいけない。だから、この地域の中核企業や行政も一緒になって本音で議論をし、本気で事業や仕事づくりに取り組むことを目的にした会が今必要だ! という気持ちでした。
 
 その会も3年目に入っています。4年間という期間限定で始めた会ですので、いよいよ大詰めに入ってきます。これからどう仕上げて行くのか。正念場です。この会の事も報告をしていきます。
以上

愛読している月刊誌

2010年9月15日 06:30
            

 

水曜日は、本の紹介です。
次世代リーダー育成塾“こころざし”の9月の課題図書は、お休みです。とっても残念です。この課題図書は、忙しくても苦しくても、継続をして欲しいですね。自分が選ぶ本だけではなくて、人から与えられた本を読むというのは、とっても刺激になります。普段はたぶん読むことの無いであろう本を読んで、その所感をまとめる作業はとっても勉強になるだけに、今月は何かものたりない気分です。
 
今週は、毎月愛読している月刊誌を紹介します。致知、日経トップリーダー、戦略経営者、盛和塾機関紙等がありますが、その中で一番気に入っているのは、致知です。人間学を学ぶ月刊誌というタイトルが付いている雑誌です。本屋には置いていません。毎月とっても読み応えのある記事が掲載されています。様々な人生を歩んできた先輩諸氏の生き様がにじみ出る内容です。対談形式の記事の中での見識をもった方々の深めあいや気付き合い、あるいはインタビューに答えてのお話しは、一言一言が胸に迫ってきます。経営者の方に致知の愛読者も多く、この雑誌の事で話が盛り上がる事もしばしばです。
 
10月号は、「一生青春、一生修養」というテーマでした。その中に「経営者よ、野生のエネルギーを取り戻せ」という対談があります。今の経営者に欠けているもの、これからの経営者に求められる生き方についてのメッセージが記載されていますので、一部紹介します。『リーダーには人を感動させる力、人の心を奮い立たせて目標まで率いて行く統率力が必要なんです。そういう力は、リーダーが熱情を持って夢を語り、自分達の仕事の意味や価値や素晴らしさ、すごさを語ることろからしか出てきません。感動というのは、「感即動」、感じる事は即ち動く事。感じさせる事が動かすことなんです。だから感性が鈍い人間が人の上に立つ事は許されないんです。』 まさに1年9ヶ月という間に時代を動かす傑物を生み出した松下村塾の吉田松陰みたいな人物の事でしょうか。
 
リーダーに必要な10カ条というものも書かれています。あまり長くなるといけませんので、ここでは詳細は省きます。改めてリーダーとなるために学ぶべき事の多さを痛感します。
以上

社員への手紙 その1

2010年9月14日 06:36
            

 

 平成13年11月1日に書いた、第1回の“社員への手紙”を掲載します。 社長就任後、初めての経営方針発表大会を行った直後に“社員への手紙”を始めています。10年前も今と同じ事を言っていますね。(^^)
 
拝啓 
 10月1日から、我が社の新しい年度が始まりました。
 日向中島鉄工所が34期、ユウ・エス・シーが12期を迎えます。年度が改まり新しくスタートするにあたり、今月から皆さんに、手紙をお届けします。毎月その時々に私が感じたり考えたりしていることを文章にして読んで頂きたいと思います。
 
 先日は、経営方針発表大会を行いました。
 みんなの共通の目標を作り、どういう会社でありたいかを文章にまとめて、30分の時間を頂いて発表しました。まだまだ考えていることを、実行できずにいることがたくさんありますが、会社の現状や私の考えていることを出来る限りオープンにして、みなさんに考えてもらうことから始めたいと思います。
  みんなが、考えていることや思っていることを口に出して言い、会社や仕事に対する考え方をぶつけ合うことが大事だと思います。そして同じ気持ちで会社が良くなるように力を合わせることができると最高です。お互いに一歩踏み込んで関わりあいましょう。本音で意見を口にしましょう。悪いことは注意し合いましょう。良いことは進んでアドバイスし合いましょう。
自分の会社が、良くなって欲しいと思わない社員はいないはずです。一人一人は、本当に良く考えています。ただ残念なのは、みんなが自分のやり方、考え方、行動パターンを変えようとはしていません。もう少し積極的に関わっていき、変えるべきところは、変えていきましょう。
 
 まずは、自分もいろいろと変わらないといけないなと思っています。会社生活だけでなく、自分の人生を豊にするために、いろんなことに挑戦していきたいと思います。皆さんも自分の夢や目標をはっきりと描いて、挑戦してください。
 
最後に、繰り返しになりますが、もう一度どういう会社にしたいかを書きます。
1)いいことは、誰に言われても、すぐやる。
2)決めたことは守る。
3)基本動作(挨拶・礼儀・規律・清掃・笑顔・・・)が徹底できている。
4)いつも「なぜ」を考える。(知恵を出す)         
敬具

私の夢

2010年9月13日 06:22
            

 

 今日は、夢について書きます。何のために経営しているの? 何のために生きているの? 自分は何がしたいのか? と時々考える事があります。 漠然とですが、幕末の志士たちを育てた吉田松陰さんみたいに、若者たちを奮い立たせることができる人間になりたい、と思っています。こじんまりと小さくまとまらず、世界に羽ばたいていくような人を輩出するような塾を日向につくる事が夢です。1人ひとりの心の持ち方で、人財は草深い山村からでも育つものであるとして「草もう論」唱え、人材の育成に取り組んだ「松下村塾」のイメージです。吉田松陰師は、教育は人間として生きる道を学ぶことであり、死生観を持つ事であると言っています。ほんの1年余りの間に自身が主宰した塾から、明治維新という新しい時代を拓いていった人材を輩出したことは、驚嘆すべき事です。
 
 私が小学校の頃、日向に雄飛塾というものがありました。この塾は学習塾で、有名中学校を受験する小学生を教える塾でした。やっていたのは受験勉強だったかもしれませんが、一緒に通う友達に刺激を受けながら、懸命の努力をしていた事は間違いありません。30年以上が経過した今、その塾に通っていた人の中で地元で活躍している方が多くいらっしゃるのを驚いています。
 
 なるべく早い時期に、高い志や使命感に燃えて活躍した先人の生き方に触れる事が大事だと思います。礼儀や規律を身につけ、基礎となる考え方を徹底して習得する事が不可欠だと思っています。そういう事を指導できる人になりたいと常日頃から考えています。
 
 実際にそういうことを行っている方がいらっしゃいます。かってに師匠と呼ばせて頂いている、中村文昭さんの師匠、田端利久さんです。実は、まだお会いした事はなく、DVDで講演を聴かせて頂いただけですが、この方こそ、まさに現代の吉田松陰ではないか?と思っています。私財をなげうって阿蘇に修養道場を作ってしまうその思いと志の高さは、素晴らしい方です。
 
 世の中には、素晴らしい方が大勢いらっしゃいます。こういう方々の存在を知るだけで、とても励まされ、勇気づけられます。
 日向の吉田松陰になりたいな。             以上

プロフィール

島原俊英

名前: 島原 俊英
(しまはら としひで)
年齢: 1962年11月23日生まれ(47歳)
家族: 妻、息子、リーフ(ミニチュアダックス)
趣味: スポーツ全般 & 読書
特技: 少林寺拳法 3段

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